再確認!ディスプレイ広告 A/Bテストの売上げ拡大効果

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■ディスプレイ広告のA/Bテストとは

テキストだけで表現するリスティング広告とは変わり、バナーや動画などのビジュアルで商材・サービスを見せることができ、世界観や訴求内容が分かりやすいディスプレイ広告は認知拡大に適した媒体だということは皆さんご存知だと思います。
普段の生活でも、文字情報よりも画像に先に目が行きますよね。
今回はディスプレイ広告のバナーでABテストを行いつつ、ECサイトで売上拡大に繋げる方法をお伝えします。

A/Bテストとは
A/Bテストとは、バナーや広告文、Webサイトなどを最適化するために実施するテストの一つです。
現在の配信している内容に特定の要素を変更したAパターン、Bパターンを作成し、ランダムにユーザーに表示し、それぞれの成果を比較することで、より高い成果を得られるパターンを見つけます。
「A/B」テストという名前ですが、2パターン以上のパターンでテストすることも可能です。

■実施手順

1.A/Bテスト準備

  • ターゲティング、入札戦略、予算、期間を揃える
    広告は生き物のため、条件が変わると成果も大きく変わってしまい比較検討が難しくなります。予算や、配信期間、ターゲティングなどの配信条件を揃えて「広告」のみで変化をつけてテストを行ってください。
  • ユーザーベネフィットに基づいた広告文・バナーを作成する
    商品の口コミや、実際のユーザーの利用シーンを想像し、ユーザーベネフィットを考慮した訴求内容を盛り込むことで、よりターゲットの興味関心を引くことが可能になります。
  • スマートフォンで見ていることを前提としてバナーを作成する
    スマホが普及した昨今、広告はスマホで見ている人がほとんどを占めています。
    伝えたいことがたくさんあったとしても、内容を盛り込みすぎると小さいスマホで見た時に訴求力が弱くなり、伝えたいことが伝わらなくなってしまいます。
  • リンク先LPの精査
    せっかく広告をクリックしてくれるユーザーがいてもリンク先のLPなどが整えられていないと、コンバージョンに繋がりにくくなってしまいます。
    CVまでの導線を整え、魅力的なLPを準備しましょう。


2.A/Bテスト配信実績の見方

根拠のある成果を得る為にも、一定期間(2週間以上目安)広告配信を行いましょう。
その結果を用いてバナーごとに以下の数値から推測を行い、バナーを最適化していきます。

  • クリック率→ユーザーが何に興味を持ったのかのヒントになる
  • 獲得率→ユーザーにとって”買う理由が何か”のヒントになる

3.反応の悪いバナーを停止し、別訴求のバナーに差し替え再度A/Bテストを行いPDCAを回す

ここで、大切なのはA/BテストのPDCAを絶えず回し続けることにあります。例えば反応が良い広告も、新しい切り口や調整をA/Bテストで行うことでより良い改善行動につなげます。

4.反応が良いバナーの訴求内容を、LPや商品詳細ページにも追加し、改善を行う

広告運用で得た情報を広告運用内で終わらせるのではなく、LPや商品詳細ページに反映することで全体の最適化を図り、売上や集客増加に繋げます。

まとめ

以上がディスプレイ広告のA/Bテストの大きな流れになります。
サイトの内容をA/Bテストで改善することも可能ですが、サイトの訪問者で検証するよりも、より母集団の大きい広告で、訴求内容の検証をしていく方がよりスピーディにサイトの改善を行える可能性が高くなります。

弊社では、広告運用に特化した、デジタルプロモーション部と、EC運用に特化したECソリューション部が連携して情報の共有や対応を一気通貫でスピーディに行い、クライアントの利益最大化を支援させていただいております。
EC運用についてお悩みがあればぜひお問い合わせください。

この記事を書いた人

デジタルプロモーション部

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