広告LP(ランディングページ)は「喫茶店」 、Webサイトは「パーティ会場」

Web広告, WEB製作, マーケティング

広告LPとWebサイトをナンパと婚活パーティで例えてみました

面白い話を聞きました。
広告LPとWebサイトの違いを、パートナーとの出会いに例えた話です。

確かに、そう例えると分かりやすい!

広告LPは、道を歩いている時に「おねーさん(おにーさん)、ちょっとお茶しない?」という出会い(笑)イマドキは、そんな声のかけ方するんだろうか?と、20年前を思い出していました。

ちなみにディスプレイ広告のバナーは、その声掛けのあとのセリフを画像化したもの。
声掛けの”お茶”だけだと何を目的としているのか、理解するのは推測でしかありません。

きっと下心もあるんでしょうが、町ゆく若いステキな女性(男性)に声をかける男性(女性)は、
”あなたと楽しい時間を過ごしたい”
という目的があります。その話は後述するとして…。
(ジェンダーの話は置いといて、魅力的な人と親しくなりたいということと考えてください)

※ちなみに私は40代女性で、若い頃も今までもナンパしたことはありませんので、あくまで推測になります。

対して、Webサイトは、結婚相手を探すという目的を持って、自らの足で向かう会場です。
この二つは、似て非なるものだなぁと感じたので、記事にしてみました。

広告LP(ランディングページ)は『ナンパ』後の喫茶店

前述しましたが、Web広告でいうディスプレイ(バナー)広告をクリックする(広告LPに飛ぶ)ことは、声をかけられて(ナンパされて)一緒に喫茶店に行く行動と似ていると思います。

自分の好みではない人に声をかけられても、ついていかないですよね。
少なくとも、相手に興味を持った瞬間が、そこにあるのです。

バナーもそれを見た人が、自分の興味のあるものだと認識したからこそ、クリックされるのです。

ということは、声掛けのコトバも重要ですよね。
ただ、見た目がステキだなと思っただけでついていくには、ちょっと怖いです。
だまされるんじゃないかとか、壺を売られるのではないかとか…(笑)ナンパについていくより、バナークリックの方が引き返す動作は手軽なので、そう考えると、ナンパよりディスプレイ広告の方が安心安全と思えますが、きれいな見た目(きれいな画像)だけでは信用されません。

”ステキな人が私の興味ある事に関して大事なことを伝えたいと考えているんだ”と思わせる内容を含んだバナーデザイン(良質なクリエイティブ)が重要だということです。

さて、
喫茶店に到着してからのこと。そこで繰り広げられる会話が、広告LPです。

なぜあなたに声をかけた(選んだ)のか、自分の何を知ってもらいたいのか、目的は何か、伝えたいことはたくさんあると思いますが、回りくどい話やシツコイ人は嫌われます。

ずばり『あなたに自分を好きになってもらう』ために何をするかです。繰り返しますが、ナンパはしたことありませんので推測ですが、広告LPは数多ある広告の中から選んでもらえたことに感謝し、単刀直入に目的を伝える必要があります。
そして、目的を述べた上で、その理由を伝えなければいけません。
『自分(ナンパした人・広告)はあなたにとって必要なものだという理由』です。
(広告LPの構成については、種類によって違いますので、別の機会にで取り上げるとして、、)

つまりはナンパも広告も、受け手の気持ちになって『行動したり』『伝える情報を考えたり』しないとダメですねーと、いうことが言いたかったわけです。

Webサイトは『婚活パーティ』会場

婚活女子・男子が婚活パーティ会場のドアを開く時、将来のパートナーはいるかな?
などと、ドキドキワクワクするかと思います。

そこには、”結婚相手を探す”といったはっきりした目的があります。
Webサイトも同じです。

Googleなどの検索エンジンで目的に合ったキーワードを入力し、検索結果(希望対象の婚活パーティ一覧)からリンクをクリックする(1つのパーティのドアを開ける)と、探し求めていた知りたい情報の候補(パートナー候補)が表示されます(集まっています)。

例えば、”30代限定”で開催されているパーティに行ってみたが、好みの女性はいなかった、ということは大いにあると思います。
の探し求める人と出会えるかは、1つのパーティ(1つのWebサイト)で解決できるとは限りません。

リンクをクリックして、とあるWebサイトに行ったが、求める情報がなかったとなると【離脱】してしまいます。
1ページしか見なかったら、いわゆる【直帰】です。そしてまた違うリンクをクリックして別のWebサイトへいってしまいます。

いかに、ユーザーが求めている情報を自社Webサイトで伝えることができるか。
検索キーワードと見合った、精度の高い情報を掲載することが大事です。
検索キーワードとページ内情報の関連性(SEO)が重要なところになってきますが、その話は追々…。

まとめ

・ディスプレイ(バナー)広告
見た目がキレイなだけではなく、次の一歩に進んでもらえるクリエイティブにする。

・広告LP
広告クリックの時にユーザーが受け取った印象とマッチした内容を端的に伝えるものにする。

・Webサイト
ユーザーの得たい情報に最短距離で行きつくことが出来るように整備する。

Web戦略もナンパも婚活も、相手の目に止まった時に、どういう印象を持ってもらいたいか。
『攻め』も大事ですが、まずは自分を選んでもらえるように、相手の気持ちの動きも先読みする必要があるんですね。

この記事を書いた人

野々目 千夏 顧客開発部 課長

関連記事一覧