GCP(Google Cloud Platform)を使ってみよう!-BigQuary編-

BigQuary, BIツール, cloud, GCP, Google情報, データ活用, 未分類

Google Cloud Platform(GCP)の中でも、これまではGoogle Compute Engine(GCE)の記事を書いていましたが、最近はBigQuaryをよく使うようになりました。
せっかくなので、自分の勉強もかねて、これからBigQuaryを使う人、使ってみようと思う人向けに記事を書いていこうと思います。

BigQuaryとは

BigQuaryとはGCPのサービスの一つとして提供されているクラウド型のデータベースです。
wordpressなどに利用されるMysqlのようなRDB(リレーショナルデータベース)とは違い、数テラバイトや数ペタバイトというビッグデータを高速で解析することに特化したデータベースです。

また、BigQuaryは多くのサービスと連携させるAPIコネクタが利用可能なので、分析用に成形したデータをTableauやLooker StuidioのようなBIツールで可視化させることも可能です。

これらをすべて自社で賄おうとすると、サーバーの維持費、APIの開発費用が掛かるところですが、BigQuaryを利用すればデータはクラウドに保存されるためメンテナンスの手間も省け、データベースの操作はブラウザもしくはコマンドラインで可能なため開発や保守のコストを気にすることなく分析業務に専念できます。

BigQuaryの料金について

BigQuaryに利用料金は大きく分けると2つに分かれます。
1.データを保存する
2.データを抽出する

1.のデータの保存料は東京のリージョン(領域)を利用する場合は以下となります。

課金対象料金詳細
アクティブストレージ$0.023 / GB毎月10GBまで無料
長期保存$0.016 / GB毎月10GBまで無料

毎月の無料枠もあり、データを使わず、長期保存のみする場合はさらに安くなるので、お試しやそれほど大きくないデータの分析であれば無料で利用可能です。

また2.のデータの抽出については以下の通り

課金対象料金詳細
クエリ(オンデマンド)$6.00 / TB毎月1TBまで無料

こちらも無料枠があるのがありがたいですね。

お試しに便利なサンドボックス

GCPを利用する場合、ネックとなるのがたとえ無料枠であってもクレジットカードを登録しなければいけないことです。試して使ってみたいという場合などは、少しハードルが上がってしまいますよね。
ただ、BigQuaryに関してはクレジットカード登録なしでお試し利用できるサンドボックスという機能があります。

サンドボックスの特長

  1. データ保存、クエリのデータ量は上記の無料枠のみ
  2. 保存したデータセットの有効期限は最大60日間でそれを過ぎると自動的に有効期限が切れる

お試しで使うには十分な機能とリソースが提供されるといえます。

サンドボックスを有効化する手順

サンドボックスの有効化の手順は以下の通り

  1. gmailアカウントにログイン後、「https://console.cloud.google.com/bigquery」を開く
  2. 利用規約に同意する
  3. 新規でプロジェクトを作成

BigQuaryのメニュー画面が開けば設定完了です。

今回の記事ではBigQuaryの特徴、料金およびサンドボックスの設定方法を紹介いたしました。
次回は具体的なデータセットの追加方法、SQLの書き方、確認の仕方について説明したいと思います。

この記事を書いた人

データコンサルティング部

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